「天平の甍」に平成の「鴟尾」:「唐招提寺」落慶
唐招提寺金堂は2000年から解体修理が始まり、
この10月でそれが終了し、お披露目となりました。
11月1日から3日間は落慶法要で、
偶然ですがその二日目に訪問しました。
11月2日は招待者しか金堂前に行けません。
一般参集者は横の通用門?から入り金堂東側へ進みます。
そこには幕がめぐらされ、招待客のみ通されます。
中では連日狂言やお能が奉納されるそうです。
この日は、、、能装束?
子どもたちも。
可愛らしく、衣装は艶やかでした。
裏の講堂へまわりました。そこで見えたのは、
屋根の上に白装束の人たちが数名いるのです。
驚いて見ていると、彼らはこのあと13時の合図を待って
新しくなった東西二つの「鴟尾」の除幕をするそうです。
講堂にいた係りのおじさんが色々話してくれました。
数本の柱を残して殆どの柱が新しいものになったこと、
解体後は埋葬されていた仏像さん等にファイバー等で
中を探ったりして調査をしていたこと、
西、南、北↓の屋根瓦は今回新しくなり、古いものの一部が
東↓の屋根に使われているのでそこは色がまばらだということ、
そして、白装束の人々は「瓦屋さん」だということなど、
楽しくおききしました。
そうして、まもなくこの白い布が外されます。
「平成の鴟尾」が現れました。
とてもシンプルです。
「鴟尾」は「鯱鉾」の祖形で、鳥の尾をかたどっていたとか。
室町までこの「鴟尾」が使われ、それ以降は鯱になったそうです。
無事に除幕が済み何よりです。
裏からみていたので除幕は白い布を外すだけだと
思っていたのですが、帰り道、正面の門からのぞくと、
鮮やかな五色の旗が垂れ下っていました。
1000年前も同じように艶やかだったのでしょうね。
偶然ですが、1000年に一度の落慶法要に触れ
忘れ難い奈良の一日となりました。
通用門から道路へ出ると、ちょうど視線の先には
薬師寺の塔が見えるのでした。
素晴らしく優雅な曲線をもつ金堂の屋根の形、
いわゆる「天平の甍」の正面からの姿は
(上手く全体を撮り切れず残念
)
11月4日からしか一般公開されず残念です。
是非近いうちにゆっくり訪れたいものです。
この屋根の優美さは世に二つとないと思います。
** 旅の記憶 ** |
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